
エアアジアについて調べていると、どうしても目に入ってくるのが「評判が最悪」という衝撃的な言葉ですよね。
これから楽しい旅行を計画しているのに、そんな不穏なキーワードばかり見かけると不安でいっぱいになってしまうと思います。
特に、いざという時に電話がつながらないという噂や、チェックインや座席の狭さに関する悪評を目にすると、本当に予約して大丈夫なのかと迷ってしまうのは当然のことです。
私自身も最初は圧倒的な安さに惹かれつつも、もし現地でトラブルに巻き込まれたらどうしよう、万が一の時に返金はちゃんとされるのだろうかと心配になり、検索魔になってしまった経験があります。
二度と乗らないなんていう激しい怒りの口コミを見ると、やっぱりやめておこうかなという気持ちにもなりますよね。
でも、実はその「最悪」という評価の裏には、事前に知っていれば回避できるトラブルや、誤解されがちなシステムの仕組みが隠されていることが多いのです。
この記事では、私が徹底的に調べ上げたエアアジアの実態と、トラブルを未然に防ぐための具体的な対策を余すところなくお伝えします。
- 完全デジタル化されたサポート体制の実情とチャットボット攻略法
- 空港で思わぬ出費を防ぐためのチェックインと手荷物のルール
- 遅延や欠航時の返金プロセスとクレジットアカウントの仕組み
- 安全性評価とコストパフォーマンスを天秤にかけた賢い利用判断
エアアジアの評判が最悪と言われる理由と真実
エアアジアを利用しようと考えている多くの人が、まずネット上の口コミを見てその過激さに驚きます。
「最悪」「詐欺」「二度と利用しない」といった言葉が並ぶ背景には、一体何があるのでしょうか。
単にサービスが悪いという一言で片付けるのは簡単ですが、そこにはLCC(格安航空会社)特有のビジネスモデルと、私たちユーザーがこれまで当たり前だと思っていた「航空会社のサービス」との間に大きなギャップが存在しているようです。
ここでは、なぜここまで評判が荒れているのか、その構造的な理由と真実について、私なりに深掘りしてみたいと思います。
エアアジアの電話がつながらない問い合わせの現状

エアアジアの評判を決定的に悪くしている最大の要因、それは間違いなく「問い合わせの難しさ」にあると私は感じています。
旅行の予約において、何かトラブルがあったときや不明点があるときに「とりあえず電話で聞こう」と考えるのは、私たち日本人にとってはごく自然なことですよね。
しかし、エアアジアにおいてその常識は通用しません。
実は、エアアジアは徹底的なコスト削減の一環として、日本を含む多くの国でコールセンターを廃止、あるいは極限まで縮小しています。
公式サイトのどこを探しても、すぐにつながる電話番号は見当たりません。
過去には存在した電話窓口も、現在ではほとんどが自動音声案内のみで、最終的には「ウェブサイトをご覧ください」や「チャットボットをご利用ください」と案内されて切れてしまうことがほとんどなのです。
この「話したいのに話せない」という状況が、トラブルの渦中にいるユーザーにとってはとてつもないストレスになります。
例えば、フライトが突然キャンセルされたり、身に覚えのない請求があったりしたとき、私たちは一刻も早く人間のオペレーターに事情を説明し、安心したいという心理が働きます。
しかし、エアアジアの対応は「完全デジタル化」に舵を切っています。
これは企業としては効率化の極みかもしれませんが、不安を抱えたユーザーからすれば「突き放された」「無視されている」と感じるのも無理はありません。
特に緊急時には、このデジタル化された壁が「絶望の壁」のように立ちはだかります。
「電話がつながらない」という検索キーワードが後を絶たないのは、まさにこの「人間味の欠如」に対する悲鳴のようなものだと私は思います。
もちろん、これには理由があります。
LCCはいかにコストを削って運賃を安くするかが勝負のビジネスです。人件費のかかるコールセンターを維持するよりも、AIやデジタルツールで対応することでチケット代を下げているわけです。
ですが、その代償として「顧客サービスの質」が犠牲になっていることは否めません。
この現状を理解せずに利用すると、いざという時に「最悪だ」と感じてしまうのは避けられないでしょう。
チャットボットからオペレーターにつなぐ裏技
電話がつながらないなら、チャットで問い合わせればいいじゃないか、と思うかもしれません。
しかし、ここで待ち受けているのが、悪名高きAIチャットボット「Bo(ボー)」です。
かつては「AVA」という名前でしたが、現在は「Bo」にリニューアルされています。このBoちゃん、簡単な質問には答えてくれますが、少しでも複雑な話になると途端にポンコツぶりを発揮します。
多くのユーザーが経験するのが「無限ループ」です。
「返金について」を選ぶとFAQが表示され、「解決しましたか?」と聞かれます。「いいえ」を選ぶと、また最初のメニューに戻される…この繰り返しに、怒りでスマホを投げつけたくなる人も多いはずです。
私も実際に試してみましたが、本当に知りたい核心部分にたどり着く前に、何度も同じ選択肢を選ばされて心が折れかけました。
これが「エアアジア 評判 最悪」と言われる大きな原因の一つです。
しかし、実はこのBoを突破して、生身の人間のオペレーター(彼らは「Allstar」と呼ばれています)につなぐための「裏技」的なルートが存在することをご存知でしょうか。
これを知っているかどうかで、トラブル解決の難易度が天と地ほど変わります。
【重要】有人チャットへの接続手順
以下の手順を踏むことで、AIのループを抜けて人間に接続できる確率が格段に上がります。
- チャットボット「Bo」を起動する。
- 最初のメニュー選択で、あえて具体的な項目を選ばず、「Travel Requirements(旅行条件)」や「Any Airlines(すべての航空会社)」といった広範なカテゴリを入力・選択する。
- 選択肢が表示されたら、その中から「Who do I contact for urgent help?(緊急の支援が必要な場合)」といった、緊急性を訴える項目を選択する。
- ここでようやく「Talk to Allstar(担当者と話す)」や「Speak to Agent」といったボタンが出現するので、すかさずタップする。
この手順は公式には大きくアナウンスされていませんが、多くの旅慣れたユーザーの間で共有されている攻略法です。
ただし、ここで注意が必要なのが「1分ルール」とも呼ばれる厳しい仕様です。
運良く待機列(キュー)に並べたとしても、オペレーターにつながった瞬間にこちらからの反応が遅れると、容赦なく切断されます。
また、待機中も画面をスリープさせたり、他のアプリを開いたりすると接続が切れることがあります。
トイレに行く暇すら与えられない、まさに忍耐力が試される戦いです。
この過酷な仕様もまた、評判を下げる要因になっていますが、裏を返せば「つながりさえすれば解決の糸口が見える」ということでもあります。
諦めずにトライする価値はあります。
チェックインで手数料を取られる最悪なケース
次に紹介するのは、知らなければ確実に「詐欺だ!」と叫びたくなる、エアアジア特有のトラップ、「カウンターチェックイン手数料」についてです。
従来の航空会社、例えばJALやANAであれば、空港のカウンターに行ってパスポートを出し、笑顔の地上係員に搭乗券を発券してもらうのは無料のサービスでした。
しかし、エアアジアではこれが有料、しかもかなり高額な手数料がかかる場合があるのです。
これは「デジタル化の推進」と「非接触」を名目に導入された制度ですが、実態としては強力なコスト削減と収益源確保の手段となっています。
具体的には、マレーシアなどの主要なハブ空港で、事前にウェブチェックインやアプリでのチェックインを済ませずにカウンターに行くと、一人当たり数千円(現地通貨でRM100など)の手数料を請求されることがあります。
家族4人で旅行していて、全員分で1万円以上請求されたら、せっかく安いチケットを買った意味がなくなってしまいますよね。
ここが最悪!システムエラーの理不尽
さらに評判を悪くしているのが、アプリやウェブサイトの不具合でチェックインができないケースです。
「エラーが出てウェブチェックインができなかったからカウンターに来たのに、手数料を取られた」という口コミが後を絶ちません。
係員によっては事情を汲んでくれることもありますが、基本的には「ルールはルール」として冷徹に請求されることが多いようです。
この事態を避けるためには、出発の14日前から可能になるウェブチェックインを、可能な限り早い段階で済ませておくことが鉄則です。
そして、搭乗券(Eボーディングパス)のQRコードを必ずスクリーンショットで保存しておくこと。
空港のWi-Fiが弱くてアプリが開かない、なんていうトラブルもよくある話ですからね。
日本の空港(成田や関空など)発の便ではまだカウンターチェックインが無料の場合もありますが、帰りの海外発の便でやられるパターンが多いので、行きの時点で帰りの分もチェックインしてしまうのが賢明です。
「チェックインは無料の権利」という固定観念を捨て、「カウンター利用は贅沢な有料オプション」と認識を変える必要があります。
機内持ち込み手荷物の重量検査が厳しい実態

LCCを利用する際、最も神経を使うのが荷物の重量制限ですが、エアアジアの厳しさは業界でもトップクラスと言われています。
「機内持ち込み手荷物は合計7kgまで」。このルール自体は他のLCCでもよくある設定ですが、エアアジアの場合、その運用の厳格さが際立っています。
「評判 最悪」と検索する人の中には、搭乗ゲート直前で荷物を測られ、わずか数百グラムのオーバーで高額な追加料金を請求されたというエピソードを持つ人が少なくありません。
特にクアラルンプールなどの拠点空港では、保安検査場を抜けた後の搭乗ゲート前に、秤(はかり)を持ったスタッフが待ち構えていることがあります。
ここで捕まると逃げ場がありません。
「Gate Baggage Fee(ゲート受託手荷物料金)」として、事前予約の数倍、時には1万円を超えるような料金をその場で支払わされることになります。
これを拒否すれば搭乗できません。
多くの人が不満を抱くのは、その「狙い撃ち」感です。
全ての乗客を測るわけではなく、大きなリュックを背負っている人や、キャリーケースが重そうな人をピンポイントで呼び止めることが多いようです。
また、お土産を買って手荷物が増えた帰りの便で狙われることも多く、「行きの便では何も言われなかったのに!」という怒りの声が上がります。
7kgというのは意外と少ないものです。
しっかりしたキャリーケース自体の重さが2〜3kgあるとすれば、中身は4〜5kgしか入れられません。
パソコンやモバイルバッテリー、カメラなどを入れたらあっという間にオーバーします。
ここで「バレないだろう」と高を括るのは非常に危険です。
対策としては、事前に自宅で厳密に計量すること、もし7kgを超えそうなら潔く事前に受託手荷物オプションを購入することです。
事前購入なら数千円で済みますが、当日空港で払うと「罰金」レベルの金額になります。
この価格差の大きさが、ユーザーに「ぼったくり」という印象を与えてしまっている側面は否めませんが、ルールを逆手に取られないよう自衛するしかありません。
座席が狭いという評判は本当か他社と比較
長時間のフライトにおいて、座席の快適性は死活問題ですよね。
「エアアジアは座席が狭すぎて拷問のようだった」という口コミを見かけることもありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
数値で見てみると、エアアジアの主力機材であるエアバスA320シリーズのシートピッチ(前後間隔)は約29インチ(約74cm)、座席幅は約16.5〜17インチとなっています。
この29インチという数字、実はLCC業界では標準的なサイズです。
日本のPeachやJetstar Japanもほぼ同等の狭さです。
しかし、レガシーキャリア(JALやANA)のエコノミークラスが通常31〜34インチ(約79〜86cm)あることと比較すると、やはり拳1個分以上の差があります。
この数センチの差が、数時間のフライトでは大きな疲労感の差となって現れます。
特に身長175cm以上の男性や大柄な方にとっては、膝が前の座席に当たってしまうレベルで、リクライニングなんてされた日には身動きが取れなくなるでしょう。
他社と比較してみましょう。
例えば、JAL系列のLCCであるZIPAIR(ジップエア)は、中長距離路線を飛ぶためボーイング787を使用しており、シートピッチは約31インチとLCCにしては広めです。
これと比べてしまうと、エアアジアのA320は圧倒的に窮屈に感じます。
一方で、JetstarもA320を使用しており、座席のスペック自体はエアアジアと大差ありません。
つまり、「エアアジアだけが特別に狭い」わけではないのですが、長距離(例えば日本からクアラルンプールまで7時間以上)をこの狭い座席で耐えなければならない路線を持っているため、「辛い」「最悪」という印象が残りやすいのです。
快適さを少しでも確保したいのであれば、「ホットシート(Hot Seat)」と呼ばれる足元の広い座席を追加料金で指定することをお勧めします。
数千円の出費にはなりますが、非常口横の席などは足が伸ばせるため、疲労度が劇的に変わります。
「座席指定料なんて払いたくない」と思うかもしれませんが、その数千円が「最悪のフライト」を「普通のフライト」に変える魔法の杖になるのです。
二度と乗らないという口コミの背景にある心理
ネット上に溢れる「二度と乗らない」という強い拒絶の言葉。
この心理の根底にあるのは、単なるサービスの不備だけではなく、「期待値とのギャップ(Expectation Gap)」だと私は分析しています。
私たちは無意識のうちに、航空会社に対して「安全で、定時で、親切で、何かあれば助けてくれる」という、日本の公共交通機関のような高いサービスレベルを期待してしまっています。
しかし、エアアジアのビジネスモデルは「バス」や「電車」に近いものです。
移動という機能だけを切り出して販売し、それ以外の「笑顔」や「柔軟性」「安心感」といった付加価値はすべてオプション(有料)か、あるいはコストカットの対象として切り捨てています。
ユーザーがこのドライな割り切りを理解せずに、「お客様なんだからこれくらいしてくれてもいいだろう」という従来の感覚で接すると、その冷たい対応にショックを受け、「裏切られた」と感じてしまうのです。
特に、トラブル時の対応でそのギャップは最大化します。
「欠航したのにホテルを用意してくれない」「電話がつながらない」といった不満は、レガシーキャリアの対応を知っているからこそ生まれるものです。
エアアジア側からすれば「その分のコストを引いて、この安い運賃を提供しているんですよ」という理屈なのですが、トラブルの渦中にいるユーザーにはそれは通用しません。
結果として、感情的な「最悪」「ゴミ航空会社」といった言葉での発散につながります。
「二度と乗らない」と書き込む人たちは、ある意味で「高い勉強代を払って、LCCの現実を知った人たち」とも言えます。
これから利用する私たちは、彼らの屍を越えていかなければなりません。
「サービスはなくて当たり前」「トラブルは自己責任」という覚悟を持って利用すれば、逆に「この値段で海外に行けるなんて最高」という評価に変わる可能性も十分にあります。
要は、私たちのマインドセット次第なのです。
エアアジアの評判が最悪でも使いこなす攻略法
ここまでネガティブな側面を包み隠さずお話ししてきましたが、それでも私はエアアジアを利用し続けています。
なぜなら、その圧倒的な安さと、東南アジア全域を網羅するネットワークは、他の航空会社には代えがたい魅力だからです。
「最悪」と言われる部分を理解し、対策を講じれば、エアアジアは旅の最強のツールになります。
ここからは、リスクを管理し、トラブルを回避しながらエアアジアを賢く使いこなすための具体的な攻略法を伝授します。
欠航時の返金がされないトラブルと対処法
「フライトがキャンセルされたのに返金されない」というトラブルは、最も避けたい事態の一つです。
ここでまず理解しておくべきは、「自己都合キャンセル」と「会社都合キャンセル」の決定的な違いです。
まず、私たちが風邪を引いたとか、急用が入ったといった「自己都合」でキャンセルする場合、LCCであるエアアジアの基本運賃は「返金不可」が原則です。
ここで「返金されない!最悪だ!」と怒っても、それはルール上仕方がありません。
戻ってくるのは空港税などのわずかな税金分だけで、しかも手数料を引かれるとほとんど手元に残らないこともあります。
一方で、問題なのは「会社都合」、つまり航空会社の都合や天候などで欠航になった場合です。
この場合、本来なら全額返金や振替の権利が発生しますが、エアアジアのシステムは非常に巧妙にできています。
返金申請の画面に進むと、デフォルト(初期設定)の選択肢として「クレジットアカウント(ポイント還元)」や「別便への変更」が強く推奨され、「現金での返金」の選択肢が見つけにくい、あるいは選ばせないようなUI(ユーザーインターフェース)になっていることが多いのです。
ここで諦めてはいけません。
チャットボット「Bo」を通じて返金申請をする際も、執拗にクレジットを勧められますが、強い意志を持って拒否し続ける必要があります。
ただし、最近のエアアジアの規約では、特定の条件下(コロナ禍のようなパンデミック時など)においては現金返金ではなくクレジット対応のみとする条項が含まれている場合もあります。
トラブルに直面したら、まずはメールで送られてくる通知を隅々まで読み、自分のケースが法的に現金返金を要求できるものなのかを確認しましょう。
そして、チャットボットの「Refund(返金)」メニューから根気よく申請を行うことが第一歩です。
返金はクレジットアカウントか現金化かの選択

欠航時の補償として提示される「クレジットアカウント(Credit Account)」。
これはエアアジアの会員アカウントに付与されるポイントのようなもので、次回の航空券購入に使えます。
これを受け取るべきか、意地でも現金化を目指すべきか、これは非常に悩ましい選択です。
| 比較項目 | クレジットアカウント | 現金返金(元の支払い方法) |
|---|---|---|
| 処理スピード | 早い(即日〜数日) | 極めて遅い(30日〜90日以上) |
| 有効期限 | あり(発行から2年など) | なし(現金なので無期限) |
| 譲渡 | 不可(本人会員のみ利用可) | 自由(現金なので) |
| おすすめな人 | 頻繁に旅行するリピーター | 二度とエアアジアに乗りたくない人 |
クレジットアカウントの最大のメリットは「速さ」です。
申請すれば比較的すぐに反映され、次の旅行の予約に使えます。「また来年エアアジアでどこかに行こう」と思っている人にとっては、これほど便利なものはありません。
有効期限も以前より延長され、2年(730日)となっているケースが多いです。
しかし、「もうこんな航空会社こりごりだ!」と思っている人にとって、クレジットは紙切れ同然です。
また、重要なデメリットとして「譲渡不可」があります。
例えば友人の分もまとめて自分のカードで支払っていた場合、返金されたクレジットは自分(予約代表者)のアカウントにしか紐付きません。
友人に「現金で返して」と言われても、手元にあるのはエアアジアのポイントだけ…という地獄のような状況になりかねません。
現金返金(クレジットカードへのマイナス請求処理や銀行振込)を選ぶと、いばらの道が待っています。
公式には30〜90営業日とされていますが、半年以上待たされたという報告もザラにあります。
チャットで「Processing(処理中)」の文字を何ヶ月も見続ける覚悟が必要です。
それでも現金が良いという場合は、長期戦を覚悟の上で申請してください。
「すぐに次の旅行に使いたい」ならクレジット、「時間はかかっても現金を取り戻したい」なら返金申請、と割り切って選ぶのが攻略の鍵です。
エアアジアの安全性は事故も少なく高評価

「サービスが悪い」=「整備も手抜きで危険なんじゃないか?」という連想をするのは人情ですが、ここには大きな誤解があります。
実は、エアアジアの安全性評価は世界的に見ても非常に高い水準にあります。
航空会社の安全性を格付けする「AirlineRatings.com」において、エアアジアグループは最高評価である「7つ星(7/7 stars)」を何度も獲得しています。
これは、国際的な安全基準(IOSA監査など)をクリアし、過去に重大な事故を起こしていないか、国の規制を遵守しているかといった厳しい基準に基づいています。
2014年にインドネシア・エアアジアの墜落事故という悲劇がありましたが、それ以降、グループ全体で安全管理体制の抜本的な見直しが行われ、現在は非常に厳格な運用がなされています。
また、Skytrax社の「ワールド・ベスト・ローコスト・エアライン」を10年以上連続で受賞していることも有名です。
この賞は「快適さ」だけでなく、定時運航率やオペレーションの効率性も評価対象です。
LCCにとって事故やトラブルは最大のコスト増要因(補償や機材修理費)になるため、実はレガシーキャリア以上に神経質に安全管理を行っている側面もあります。
機材も比較的新しいエアバスA320neoなどを積極的に導入しており、ボロボロの飛行機を飛ばしているわけではありません。
つまり、評判が悪いのはあくまで「顧客対応(ソフト面)」であって、「運航品質(ハード面)」ではないのです。
「接客は冷たいけれど、目的地まで安全に運ぶ能力は一流」と捉えるのが正解です。
墜落の心配をして乗るのをためらう必要は、統計的にはほとんどないと言って良いでしょう。
カウンターでのチェックインができない時の対策
先ほど触れた「アプリの不具合でチェックインできず、カウンターで手数料を取られる」という最悪の事態。これを防ぐための具体的なテクニックを紹介します。
これを知っているだけで、数千円の無駄な出費を防げます。
まず、エアアジアの公式アプリ「AirAsia MOVE」は多機能すぎて重く、よくフリーズしたりエラーが出たりします。
もしアプリでチェックインが進まない場合は、すぐに諦めてスマートフォンのブラウザ(SafariやChrome)からエアアジアの公式サイトにアクセスしてください。
PCサイト版であれば動作が安定していることが多く、すんなりチェックインできるケースがあります。
それでもエラーが出る場合は、その画面のスクリーンショットを必ず撮ってください。
「エラーコード」や「現在時刻」が写っていることが重要です。
そして、空港のカウンターでその画像を見せながら「I tried to check in online, but the system error occurred.(オンラインチェックインを試みたが、システムエラーが起きた)」と強く主張しましょう。
証拠があれば、手数料を免除してくれる可能性が高まります。
英語が苦手な方は、Google翻訳の画面を見せるだけでも構いません。
また、空港に着いてからチェックインしようとするのはリスクが高すぎます。
空港のフリーWi-Fiは不安定ですし、回線が混み合ってつながらないこともあります。
必ず「出発の前日」までに、ホテルや自宅の安定したWi-Fi環境でチェックインを完了させ、QRコードの搭乗券をスマホの画像フォルダに保存(または紙に印刷)しておくこと。これが鉄則です。
遅延やキャンセルが多いリスクへの備え方

LCCである以上、遅延やキャンセルは「あるもの」として計画を立てるのが賢明です。
エアアジアは機材をギリギリのスケジュールで回しているため、朝の便で遅れが出ると、その遅れが玉突き事故のように夜の便まで響き、最終的に欠航になることがあります。
リスク回避のための3つの鉄則
- 乗り継ぎ時間は4時間以上空ける: 「Fly-Thru(フライスルー)」という通しのチケットでない場合、別々に予約した便の乗り継ぎに失敗しても補償は一切ありません。入国審査や荷物のピックアップを考慮し、最低でも4時間、できれば一泊挟むくらいの余裕を持ちましょう。
- 帰国翌日は休みにしておく: 「日曜の夜に帰国して、月曜朝から出社」というスケジュールは危険です。帰りの便が欠航して翌日振替になった瞬間、会社に行けなくなります。1日の予備日を設けることが心の余裕につながります。
- 海外旅行保険への加入は必須: クレジットカード付帯の保険でも良いですが、必ず「航空機遅延費用」や「寄託手荷物遅延費用」が補償されるか確認してください。エアアジアはホテル代や食事代を出してくれないことが多いので、保険でカバーするのが現実的な解決策です。
「明日仕事なのに帰れない!」と空港で叫んでも、誰も助けてくれません。
LCCを利用するということは、こうしたリスクマネジメントを自分で行うこと(Self-Management)と同義です。
スケジュールに余裕がない大切な商談や、絶対に遅れられない冠婚葬祭の時には、悪いことは言いませんから、高くてもJALやANAを選んでください。
エアアジアは「時間に余裕がある人」のための翼なのです。
エアアジアの評判は最悪なのか総評まとめ
さて、ここまでエアアジアの「最悪」な評判の正体と、その対策について長々とお話ししてきました。
結局のところ、エアアジアは利用すべきではないのでしょうか?
私の結論は、「ルールとリスクを理解できる人にとっては、最高の選択肢になる」です。
チャットボットの癖を知り、荷物の重さを管理し、万が一の遅延にも動じない準備ができているなら、これほど安く、遠くまで連れて行ってくれる航空会社はありません。
東南アジアの美しいビーチや活気ある都市へ、数千円〜数万円で行けることの価値は計り知れません。
逆に、以下のような方には全力でおすすめしません。
- 旅行に不慣れで、トラブル時に英語で交渉する自信がない方
- 小さなお子様連れや高齢者の方で、体力的な負担を避けたい方
- 「お客様は神様」という日本的なサービスを期待している方
- 絶対に遅れられないタイトなスケジュールで動いている方
「エアアジア 評判 最悪」という検索結果は、LCCというシステムに馴染めなかった人たちの悲鳴でもあります。
しかし、この記事を読んだあなたは、もうその理由も対策も知っています。
「最悪」の落とし穴を華麗に回避し、浮いたお金で現地のおいしい食事や素敵なホテルを楽しむ。
それこそが、エアアジアを使いこなす旅人の賢いスタイルだと私は思います。
どうか皆さんの旅が、トラブルではなく素敵な思い出で満たされますように!